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注目のカード


注目のカード

●混合ダブルス
 「ロンドン五輪金メダリストのプレーに括目せよ」
張楠/趙蕓蕾(中国)
世界ランキング1位 23歳/27歳
対戦成績▼張楠/趙蕓蕾が13勝2敗
VS
12:00
徐晨/馬晋(中国)
世界ランキング2位 28歳/25歳

決勝展望:世界ランキング1位と2位という最高の顔合わせになった。中国人民13億人のなかから選ばれし、最高の肉体を持った鉄人たちのパワー&スピードが見ものだ。
 優勝により近いのは、ロンドン五輪の金メダリスト、張楠/趙蕓蕾。徐晨/馬晋には13勝2敗と圧倒的な差をつけ、徐晨/馬晋に「実力は完全にあちらが上」と言わしめている。10連敗中という屈辱を晴らすべく、馬晋がどう球を作り、細身のアタッカー徐晨の攻撃に繋げるか。
 一方、張楠/趙蕓蕾は、2010年ヨネックスオープンジャパンでスーパーシリーズ初優勝を飾り、優勝すれば2度目のVとなる。3年前に比べると、「2人の役割分担がはっきりしてきており、前よりも強くなっている」と張楠。より息の合ったロンドン五輪金メダリストのプレーに注目してほしい。

●男子シングルス
 「エース田児賢一が、世界の王・チョンウェイに世界最高峰の舞台で初決戦」
リー・チョンウェイ(マレーシア)
世界ランキング1位・30歳
対戦成績▼リー・チョンウェイが13勝0敗
VS
13:00
田児 賢一(NTT東日本)
世界ランキング5位・24歳

決勝展望:日本のエース田児賢一がいよいよ自身の壁を突き破った。08年、19歳のときに3位入賞し、日本歴代最高の結果を収めたが、それを上回る決勝進出だ。もし田児が世界ランキング1位のリー・チョンウェイに勝てば、もちろん日本初の快挙となる。
 ただ、田児の道は険しい。これまで対戦成績は13敗。一度も北京&ロンドン五輪の銀メダリストを破ったことはない。
「リー・チョンウェイが強いのは分かっている。だが、なんとか我慢してチャンスができたときは必ずものにしたい。どんな試合でもその瞬間はやってくる」(田児)
 もちろん、田児が言う通り、まったくチャンスがないわけではない。田児は、リー・チョンウェイとの直近の試合である4月のインドオープンでは3ゲーム17本と惜敗。確実に世界の第一人者に近づいている。加えて田児は、物心つかない頃から見に来ているヨネックスオープンジャパンに並々ならない思い入れを持っている。
 田児の誰よりもこの大会へかける思いが、歴史をかえる原動力になりそうだ。

●リー・チョンウェイ
「田児とは何度も対戦したことがある(13勝)。ただ、今回は田児のホームグランドなので、しっかり集中して戦いたい」

●田児賢一
「小さい頃から憧れ続けてきたこの大会。今年は決勝でリー・チョンウェイと対戦するのが目標だった。日曜日にセンターコートで試合できることがうれしい。結果が出れば最高の日になる。チョンウェイにはどんな対策を立てても対応されてしまうので作戦はない。思いきりやるだけ。自分のできることをすべて出し切れば、ちょっとしかないチャンスが巡ってくるかも。そこが来たらすかさずチャンスをものにしたい」

●女子シングルス
 「山口の堅実なプレーか、打田のスピードが上回るか」
山口茜(勝山高1年)
世界ランキング145位・16歳
対戦成績▼山口が1勝
VS
14:00
打田しづか(日本ユニシス)
世界ランキング104位・24歳

決勝展望:明日、日本が32年間、抱き続けてきた悲願がいよいよ成し遂げられる。準決勝の2対戦で日本選手が勝ち、明日はどちらが勝っても日本に金メダルがもたらされることが確定しているのだ。
 そんなドラマの主役を演じるのは、2人の意外な選手たち。今年、ナショナルに入ったばかりの山口茜は若干16歳で、シングルス選手としては小柄な156センチ。準決勝に至るまではにかみ屋の少女が、絶妙の配球力でバッタバッタと世界ランカーを倒していく姿は痛快そのものだった。
 一方、打田は今年、日本代表から外れ悔し涙をのんだばかり。そのため国際大会に出場したのは半年ぶりで、今大会では「半年間、練習してきたことを思いきりだそう」と、無心で挑んだという。小鹿を思わせる軽快なフットワークが打田の武器だ。
 ちなみにこれまでの2人の直接対決は一度きり。4月の大阪インターナショナルチャレンジでは、山口が13本、19本で勝っている。どちらが勝ってもさわやかな熱戦になりそうだが、質の高さは世界級であることは忘れてほしくない。

●山口茜
「今回、打田選手はすごく調子がよさそう。スピードあげてもミスがない。自分は気持ちを切らさず我慢したい。勝っても負けても最後なので試合を楽しめれば。(日本代表として)勝たなきゃいけない部分はあるが、所詮、高1なので(笑)、そのあたりは考えすぎないようにしたい」

●打田しづか
「山口選手には、今年4月の大阪インターナショナル大会の準決勝で当たった。0-2で負けている。そのとき、山口選手は(ネット前に)詰めてくるのが速かった。今年、ナショナルチームから外れてからは、しっかりトレーニングができている。もともとスピードが持ち味だが、トレーニングによって後半になってもスピードが落ちないようになった。明日は思い切ってやるだけです」

●女子ダブルス
 「技術かパワーか。個性の違う2ペアが大激突!」
馬晋/湯金華(中国)
世界ランキング2位 25歳/21歳
対戦成績▼馬晋/湯金華が2勝
VS
15:00
カミラ・リターユール/クリスティナ・ペダセン(デンマーク)
世界ランキング4位 29歳/27歳

決勝展望:92年以来、アジア勢が栄冠を飾っている女子ダブルス。この伝統を崩そうと、デンマークのリター・ユール/ペダセンが中国ペアに挑む。
 これまでの対戦成績は、馬晋/湯金華が2勝しているが、試合内容は、ファイナルゲームと延長ゲームで、必ずデンマークは粘りに粘っている。「中国は相変わらず強いけれど、私たちも負けるつもりはない」。こう話す通り、183センチ&178センチという高さを生かした攻撃を見せてくれそうだ。
 対して馬晋/湯金華は、強心臓の持ち主で、ミックス功者の馬晋がペアの中心となる。頭脳明晰な馬晋ががむしゃらの湯金華をうまく攻撃させることができるか。女子ダブルスといえど、男子並みのパワフルな打ち合いが期待できる。

●男子ダブルス
 「世界選手権優勝ペアを勝気な中国が追う」
モハマド・アッサン/ヘンドラ・セティアワン(インドネシア)
世界ランキング2位 29歳/25歳
対戦成績▼初対戦
VS
16:00
柴飈/洪煒(中国)
世界ランキング46位 22歳/23歳

決勝展望:8月の世界選手権で優勝し、もっとも勢いのあるアッサン/セティアワンに、今年から組み始めた柴飈/洪煒が挑戦する。戦績からいえば、インドネシアに勝利の女神がほほ笑む可能性は高いが、中国ペアは「勝つ自信はあります」と臆する気持ちは露ほどにもない。「相手にも勢いがあるけど、僕らは若く勢いなら負けない」と強気たっぷりの発言をするのは、192センチの大砲・洪煒だ。
インドネシアの自由奔放さと、中国の速射砲。マシンガンが連続で打たれるようなスリリングなシャトルの応酬は、スポーツ最速球技といわれるバドミントンの魅力を必ず伝えてくれる。